プラン紹介

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慣性過給による空気流の最適化

慣性過給は、精密なタイミングで適正量の空気を送り込むことにより、燃焼のためにシリンダーに取り込まれる空気の容積を最大限にする手法です。このためには、自然動態効果と吸気過程における空気の慣性を利用します。具体的には、吸気管と排気管の内壁研磨を行い、その上で空気流に回転力を与えるためのスパイラル状の溝を切り込む等の仕上げを施します。特に吸気管は空気流の効率向上の75%の鍵を握っている重要な部品です。ここを完璧に仕上げた上で、他の部分の調整を行うことが大切です。

エンジン回転数、排気量、そして空気の流れは、エンジンの適切な性能と馬力の決定に関与する要因であり、慣性過給効果の要因にもなります。シリンダーに向かう空気流の運動エネルギーを慣性過給効果で最大限に引き上げることにより、シリンダーの容積効率が増加してエンジン出力も向上します。