プラン紹介

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ピストン・リングのダイヤモンドカット加工と整合調整

高精度に機械加工され整合性を持ったピストン・リングにより、シリンダー内のオイル制御を良好に保ちつつエンジンの圧縮行程を最大限に効率化し、出力を有効に引き出すことができます。この工程では、航空機の運用形態に合った最適なリングを選び、リング・ギャップの調整にダイヤモンド・カット加工を施します。

通常、ピストン・リングのセットは、あらかじめギャップ調整された状態で製造メーカーから納品されますが、これらは個々のシリンダー内径に精密に合ったものではありません。最良のエンジン出力を得るために適したギャップの精度は0.001インチ以下ですが、残念ながらメーカー出荷時にはこの理想的基準を全く満たしていないのです。ビクターアビエーション社の整合ピストン・リングは、極めて高度かつ特殊なダイヤモンド・カット仕上げのテクニックを用い、専門の技術者によって一本一本のシリンダー内径に合うように極めて精密に制作されます。この工程により、シリンダーの圧縮比が高まり、エンジン性能が向上します。